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お正月の松 何を使えばいいの?

こんにちは。
ドイツトップフローリストの堀江です。

クリスマスもそろそろ終わり
本格的に年末が近づいてきました。

ここからは一気にお正月へ向けて走り出します。

さて、今日はお正月の松のお話を
したいと思います。

 

お正月に飾る松

どんな意味があるのかご存じですか?

 

松は常緑樹で葉がいちないことから

生命のシンボル

 

と言われ縁起のいいものと思われています。

また、新年に歳神様を迎える際には
神が宿る依り代(よりしろ)でもあります。

松の語源は
神を待つ神を祀(まつ)
「マツ」だとも言われているくらい、
神聖で縁起の良い植物だと
考えられていたんですね。

 

ではこの縁起のいい松で

お正月アレンジを飾る際
松であれば、何でも同じ

なんて思ってませんよね。

今日は最もポピュラーな松をご紹介したいと
思います。

 

お正月に良く使う松の種類

 

 若松

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若松は一番手に入りやすく
価格的にも一番優しい松です。

 

発芽してまもない比較的若い松を
一般的に若松といいます。

どこのお花屋さんにも
ホームセンターにも置いてある
価格的に一番手頃の松です

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このように真っすぐ上に伸びている
姿が特徴で、凛としたアレンジに
仕上げることが出来ます。

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 根引き松

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根引き松は根っこのついている松です。

アレンジに使用する際は根の部分は切り落としてしまい
ますが、門松等に使う際は、根っこはつけたまま
使用するのが一般的です。

KIMG0285.JPG

 

KIMG0287.JPG

根引き松は

「地に足がついた生活を送れる」

「成長し続ける」

という意味のある 縁起物です。

この根引き松は若松に比べ
お値段が随分と高いですが
趣のあるアレンジに仕上げることが出来ます。

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若松のように 真っすぐではないので
動きが出たり 優雅に見えたり
面白味があるように見えるので
私は比較的好きな松です。

 

 蛇の目松

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グリーンの部分に黄色の部分が
混じり合った華やかな松です。

mt-4017_m (1).jpg

 

私はこの松は 洋花との相性が

とてもいいと思いますし

華やかなので洋風なイメージでも仕上がります。

こちらの下の画像は私のものではなく
インターネットで見つけたものです。

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上の画像、中央のアレンジが
蛇の目松とダリアのアレンジ。

左のアレンジが 根引き松とラナンキュラス等の
アレンジです。

蛇の目松のアレンジの方が
華やかで洋風なイメージではないですか?

 

 

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こちら蛇の目松とダリアの組み合わせ
洋風なイメージで華やかです。

では根引き松は?

 

 

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根引き松は 蛇の目松のような
華やかさはないですよね!!

 

ただ蛇の目松は華やかなのですが
うるさくなりがちになります。

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葉を生やし放題にするとうるさくなりすぎて
ラインも綺麗に出ず野暮ったい印象に。

この松は葉を整理してカットしてあげることを
お勧めします。

カットの仕方としては

先端だけを残し
葉を全て取ってしまいます

プレゼンテーション3.jpg

赤い矢印の部分の葉は全て取り
黒い矢印の部分を残すイメージです。

そうすることにより
洗練されたアレンジに仕上がります。

どの松を使用するかで
アレンジの雰囲気が随分と変わります。

松の魅力を十分に引き出すようなアレンジ
是非作ってくださいね!!

★★★★★★★★★★★★★★★★

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