• 世界が一流と認めるドイツの黄金ルールを学ぶ90日間ヨーロピアンフラワーデザインプロ養成講座メール版

長く使うべき花材 短く切っていい花材

こんにちは。

ドイツトップフローリスト協会の堀江です。

今日は専門学校の講師のお仕事をしていました。

授業は1年生。

テーマは秋のアレンジです。

私はだいたいフリースタイルで作成させます。

見本を用意せず、
生徒自ら考えさせることが
重要だからです。

今日思ったのが
長く使わないといけない花材を
短く切り刻む学生が多いなぁ

ということです。

長く使うべき花材

短く切ってもいい花材

この2つはどのように判断すればいいと
思いますか?

基本的に
短く切ることにより
その花の個性や良さを
損なわせる花

これは短く切るべきではありません。

花の周りに空間の必要な花

これも短く切るべきではありません

 

下のアレンジを見て見ましょう。


こちらはアカデミーの受講生の作品です。

どの花材を高く挿し

どの花材を低く挿しても良いのか

挿し始める前に
だいたい決めてから挿す事が重要です。

上のアレンジで
長く使う方がいい花材は

●ワレモコウ

●コスモス

 

この2つです。

ワレモコウを短く
切り刻む人が時々いますが
そもそもワレモコウは
自然界では
背の高い植物です。

多くの植物は
自然の中であるがままの姿
をアレンジの中で再現する

これが一番その植物を
美しく見せる方法であったりします。

ワレモコウは高く挿し
花の周りに空間があった方が
花が映えて見えます。

そして、コスモス

コスモスも空間の必要な花です。

空間の必要な花は
基本的には高さを出し挿す事が
重要です。

アレンジを作成する際
その花をよく観察して
高く挿すべきなのか
低く挿しても大丈夫なのか

正しい判断が必要です。