• 世界が一流と認めるドイツの黄金ルールを学ぶ90日間ヨーロピアンフラワーデザインプロ養成講座メール版

お花で起業を考えている人へ

こんにちは。
ドイツトップフローリストアカデミーの堀江です。

 

 

皆さんの中にも
いつかチャンスがあれば
お花の仕事をしたい!!

と思っている方もいらっしゃるのでは
ないでしょうか?

そんな方の為に

お花の仕事をするために
何を知識をして身に付けることが
必要か?

 

という事を今日は少し書きたいと思います。

インターネットののおかげで
店舗をもたなくても
お花屋さんをすることが
出来るようになりました。

自宅で
または
アトリエを開き
ネットで販売するという
新しい商売のやり方を
選択する人が多くなりました。

以前は店舗を構えないと出来なかった
お花屋さん開業の
ハードルが下がってきたのです。

これはチャンスなのですが
お花屋さんをするには
最低限必要な知識があります。

 

 

 

綺麗なアレンジを作る技術

 

 

昔は花屋は花を売る商売
だったのですが
今は技術を売る時代になってきたと
思います。

私は花匠美というフラワーショップを始め
6年ほどになりますが
近隣のお花屋さんは
約半分くらいになってしまった
感じがします。

 

一方ネットショップのお花屋さんは
どんどん増えています。

閉店を決めたお花屋さんには
どんな共通点があるのか
考えてみました。

箇条書きで書くと

●仏壇の花を中心に売っている
●花をただ売っている
●ネットショップを持っていない

 

 

仏壇の花を中心に売っている花屋が
苦しい理由を考えてみた

 

昔から日本で一番売れている花は
仏壇の花

たぶん今でも一番売れているのが
仏壇の花なのでしょう。

しかし、確実に販売量は減っていると
思います。

仏壇が小さくなっている

最近の仏壇って本当に小さくて
仏壇に供えている花瓶もものすごく
小さい。

 

うちも祖母の家の仏壇の花瓶と
実家の仏壇の花瓶の大きさが
たぶん3倍ほど差があるような・・・・

当然実家の仏壇の花瓶は2輪3輪で
事足りる様な・・・・

プリザーブド 造花の仏花

この前お仏壇のはせがわに行ったら
プリザーブド仏花や造花の仏花が
売っていた。

それを見て、これを買ったら
生花なんて買わないだろうな・・・・

と思ってしまった。

 

 

 

花をただ売っている花屋が
ダメな理由を考えてみた

 

スーパー等でものすごく安い花が
売られているの知ってますか?

うちの店の近くに
アキダイ っていう
安売りのスーパーがあります。

スーパーの隅で生花が売られているのですが
驚くほど安いのです。

私の仕入れ値より安い事もあります。

また生協でもお花が安いみたいで
仏壇用のお花や自宅用のお花だったら
スーパーや生協でいいと思ってしまいそう・・・

 

価格競争に巻き込まれたら
個人のお花屋さんに
勝ち目はありません。

個人のお店が生き残るには
そこそこの価格で販売しないといけない
と考えると、値段を取れる理由の一つに
デザイン力があります。

 

そしてこのデザイン力は
スーパーや生協はもっていません。

これからの時代デザイン力は
勝ち残るポイントになると思います。

 

 

 

ネットショップはやった方がいいのか?

 

私はネットショップはやった方がいいと思います。

去年の母の日に
幾つかのお花屋さんに

今年の母の日の売り上げはどうだったのか?

 

を聞いた結果、

ネットショップをやっているところは
売上を伸ばしたところも多く

多くのネットショップをやっていない所は
売上が下がった

という結果に。

お客様から聞いた話ですが

”どんなアレンジを作るか解らない花屋は
怖くていけない”

 

どこかのお店に来店して
お花を注文しようと思っても

どんなアレンジを作ってくれるのか
解らない。

一方ネットショップは そのお店のアレンジを
いくつも見ることが出来るので
お花屋さんを探すのが楽。

 

なるほどなぁ
と思いました。

また、世の中の流れ的に通販の買い物が
増えていますよね。

お花もお店に行って買う人は
減って、ネットで買う人が
増えているのかも。

どちらにしても、ネットで簡単に比べられるからこそ
高い技術力も必要なのですね。

花をただ売るのは安くないと買ってもらえない。

でも贈答品等のデザインにこだわるお客様は
高くてもオシャレな花を買いたいものです。

これからの時代は技術力がないと
お花の商売は難しい

そう思います。

 

さて2つ目は

花屋としての基礎知識編です

 

 

花屋としての基礎知識

 

お花屋さんとしての基礎知識と
綺麗なアレンジを作れる

この二つは別物と考えても良いでしょう。

 

花屋としての基礎知識は
時に綺麗なアレンジを作れることよりも
重要だったりします。

例えば

お花屋さんの基礎知識である
水揚げや花の管理が悪いと
花もちは悪くなります。

お花の取り扱いの正しい知識を
持たず適当にお世話をしていたら
例えどんなに綺麗なアレンジを
作成したとしても
「すぐ枯れた」とクレームになる
かもしれません。

またどんなに綺麗に作成しても
車の積み込み方が悪く
途中で倒れて壊れてしまったら?

 

特別綺麗なアレンジでなくても
確実に破損なく届く方が重要だと
思いませんか?

 

 

当アカデミーには
他のスクールで上達できず
いろいろ調べ、いらっしゃる方が多いです。

先日某大手スクールで長年学んでいた方が
「え?こんなオアシスのセッティングしたことないです」

とおっしゃっていらっしゃいました。

 

花屋でのオアシスセッティングは

アレンジが破損しクレームになることを防ぐ

花もちが悪くクレームに繋がることを防ぐ

上記を気を付けます。

しかし、一部のスクールでは
材料費を抑えることを最優先にしている
ところもあります。

給水フォームが小さくて
アレンジが崩れても クレームにはなりませんし
生徒さんが挿すアレンジが
穴ぼこだらけで 崩れてしまっても
仕方がない状況かもしれません。

 

ちょっと前ですが
ある会社さんからこの画像と一緒に
相談メールを頂きました。

アレンジがこのような状況で届きましたが
この原因は何ですか?

 

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宅配業者の責任もあると思いますが
これを見て給水フォームのセッティングにも問題が
あると感じました。

給水フォームのセッティング一つで
綺麗に作ったとしても
そんな苦労はゼロになります。

花屋としての基礎知識

こんなに重要なのに
プロを育成するとうたっているところでも
ほとんどのスクールでは教えられていない。

そんな現状に疑問を感じておりますが
綺麗なアレンジを作ることと
同じくらい花屋としての基礎知識を
学ぶ事の大切さを理解頂ければ・・・

と思います。

私はずっと花屋としてやってきたので
ドイツトップスローリストでは
花屋としての基礎知識も
一緒に教えていきたいと思っております。

正しい給水フォームのセッティング方法って?

 

と思われた方も多いのではないでしょうか?

 

また別の機会にご説明したいと思います。

 

 

さて3つ目です。

特に花の仕事をご自分でしようと思う人にとって
必要なものをご紹介したいと思います。

 

独立するにはマーケティングが必要

 

お花屋さんをやりたいなぁ
と漠然と考えている方もいるかと
思うのですが
最近は定年退職間近な人が

第二の人生を花の仕事で!!

と考える人も多くなっていると
感じています。

 

もちろん30代 40代の
方も多くいらっしゃいますが。

30代半ばすぎると
花屋での就職も難しく
よけいなストレスを抱えるくらいなら
自分でやっちゃえ!!

 

っていう考えは私は大賛成です。

そこで綺麗にアレンジを作れるよう
アレンジを習ったり

それも重要なのですが

綺麗なアレンジを作る技術

売れるように戦略を立てる技術

この全く異なる2つの事柄

売れるように戦略を立てる

そうマーケティングがとても重要なのです。

私が花匠美という花屋をオープンさせた
当時、

「そこそこ綺麗なアレンジを作れるから
売れるはず!!」

 

と高を括ってました。

実際は全く売れず、苦しい日々が続きました。

周りを見渡すと 全然綺麗ではないアレンジを
作っているお店の方がうちの店より
お客様に選ばれる

という結果に愕然としました。

でもこれは今考えれば
当たり前のことです。

私がドイツでどのくらい技術を
学んだとか
綺麗なアレンジを作れるとか

一般の人は知りようがないのです。

 

A店とB店二つのお店があります。

A店は素晴らしいアレンジを提供しています。
しかし、それを世に知らせる術を知りません。

A店の商品は100点でも
伝える技術力は20点なのです

 

 

 

一方B店は
正直アレンジは上手くありませんが
広告の出し方や キャッチコピーを
作る能力にたけていて
人の心を掴んでいます。

 

B店の商品は60点
伝える技術90点

 

すると
A店は 120点
B店は 150点

 

評価ではA店よりB店の方が
お客様に良い花屋だと判断されることに
なるのです。

もし独立してお花の仕事をしたいのであれば
世の中の人の心を掴み
買ってもらわなければならない。

その為のマーケティングが
非常に重要です。

でも、これはこのくら勉強すれば上手くいく

とか

商売を始める前に1年勉強すればいいのですよ

などと簡単に測れるものでは
ありません。

私は商売をリスクを抑え
小さく始めてマーケティングも
試行錯誤しながらやればいいと
思ってます。

いくら考えてもやってみないと
解らないし

走りながら考える

その為にリスクを抑えて
小さく始める事をお勧めします。

結局やるかやらないかは
勇気なのかもしれませんね!!