全て見せます！！シンメトリーの作り方

こんにちは。
ドイツトップフローリストの
堀江です。

さて、今日のテーマは

SYMMETRIE

シンメトリーです。

素敵なシンメトリーを
創るには

気を付けたいポイントがあります。

今回は綺麗なシンメトリーを作成する方法を
お伝えしたいと思います。

素敵なシンメトリー抑えたいポイント

高低差をつける

こちらは以前も度々書きましたので
覚えている方も多いいと思います。

上記の図のように

高く低く高く低く・・・・

と高低差を付けながら挿していきます。

段々低く

または

段々高く　はダメです。

縦に一列　横に一列並ばないようにする

花材が縦に一列横に一列に並ばないようにします。

例えば、アレンジの中で
バラが真縦に一列並んでしまったり
真横に一列に並んでしまったり。

挿している時は気が付かなかったり
するのですが、後から
良く見ると、真縦　または
真横に並んでしまったりすることが
あります。

気を付けてくださいね！！

軽い素材を少し高めに配列する

軽い素材の花材を入れ
重さと軽さのコントラストを付けることも
重要です。

その際、軽い素材は少し高く配置させましょう。

軽い素材のお花がより映えて美しく
見えます

シンメトリーは
アシンメトリーにくらべ
単調な感じはするかもしれません。

実は本当に美しいシンメトリーを
作る方が難しかったりします。

今日の記事が皆さんのシンメトリー作成の
役に立つと幸いです。
では、いよいよ！！
シンメトリーの作成過程
全て見せたいと思います。

では念のため復習です。

シンメトリーを作成する際
抑えるポイントは

１　高低差をつけ作成する

２　縦に一列　横に一列並ばないようにする

３　軽い素材を少し高めに配列する

高低差をつけ、作成する

下の図のように

高く低く高く低く・・・・

という風に高低差を出していきます。

段々高く　または段々低く

というようにならないようにします。

では皆さん！！
3つのポイント
よく頭に入れましたね。

まずは重要な

お花合わせ

今回使用するバラは

こちら

上記の2種類の薔薇は大輪系で
この二つの大輪系の薔薇を使用します。

同じピンクでも少し色彩のトーンが
違うものを選ぶのがコツです！！

そして、小さなスプレー薔薇を。

大輪の薔薇だけでなく
小リンのPSパラを入れると
大きさのコントラストが入るので
作品に変化が生まれ面白味のある
シンメトリーになります。

また、大輪の薔薇はどちらかと言えば
カチッとしたばらですが
SPバラはふわっとした
柔らかいバラを選びました。

硬い印象の花材と
柔らかい雰囲気の花材を
組み合わせるのも
とても効果的です。

では、この3種類の薔薇を
実際に挿していきましょう！！

全て見せます！！
シンメトリー作成過程

まず　1本目。

この1本目は
一番大輪で一番色の濃いものを
選ぶと比較的綺麗に仕上がります。

この1本目は中央でもいいのですが
私は若干右または左気味に挿す
事が多いです。

最初はアレンジの中央付近に薔薇を挿していきます。

2本目は少し低めに挿し
縦に一列に並ばないように気を付けます。

3本目は　2本目よりも高く挿します。

横から見るとよく解ると思います。

バラの配列は

縦に一列　横に一列　に並ばないようにします。

下の写真のように
ジグザグと並ぶように配置します。

ジグザグと一列に並ばないように気を付けながら
高低差も出していきます。

段々高く　や　段々低く　という風にならない様
高く低く高く低く　と挿していきます。

私は、最初は中央を作りこんでいきます。
中心がフォーカルポイントです。

フォーカルポイントは

視線がもっとも集まる見せ場のこと

つまり、一番見る人の視線を集めたい
場所です。

このタイプのアレンジのフォーカルポイントは
中心付近です。

ですので中心付近はしっかりと
バラで埋めていきます。

中心が大体埋まりましたら
両端に薔薇を挿します。

この両端の薔薇は
真横ではなく
斜め前に出すように
することで立体感を出す事が出来ます。

高低差を出す事も忘れず
挿していきましょう！！

大輪系の薔薇をだいたい挿したら
PSバラである小さな薔薇も挿していきます。

軽い花やフワフワしている花は
沈めてしまうとお花が映えないので
少し高めに挿すのがコツです。

欠けている所に薔薇を入れて
完成させます。

今回はバラだけでシンメトリーを
作成してみました。

参考にしてくださいね！！