• 世界が一流と認めるドイツの黄金ルールを学ぶ90日間ヨーロピアンフラワーデザインプロ養成講座メール版

自然観察 秋

みなさんこんにちは。
久々のブログ更新です!!

テーマは前回と引き続き
『自然観察』

前回の記事、地味に人気だったようで
「あれ、良かった!!」
って声を多く頂いたので、今回は秋編です。

先週末 日光に行ってきました。



紅葉が一番きれいな時期で、
本当に幸せでした。

私の旅行は主に自然に触れる機会をつくること。
そして自然観察から得られるインスピレーションは
デザイン構築の要です。


今日は私がやっている自然観察の
ステップをお話しします。

自然観察のステップ

自然観察は、ぼんやり自然を見ても意味ないです。
私は次の順番で自然観察します。

1.きれいだと思う景色を切り取る

2.切り取った景色がなぜ綺麗だと思うのか
分解して分析する

3.今まで学んできた理論の中に答えを見つける

4.見つけた答えをアレンジ、または花束で再現する


私がやっていることはこの4つのステップです。

自然観察の仕方


綺麗な景色を切り取る

自分のきれいだと思う景色を、
写真を撮るように切り取るのです。
実際に写真を撮ってみてもOK

私が綺麗だなー
と感じたのは ここ

きれいな景色をみつけたら
その風景を切り取って
次はこれが
なぜ綺麗だと思うのかを考えるステップに移ります。


切り取った景色がなぜ綺麗だと思うのか
分解して分析する

例えばこの2つの風景を見比べてみて
皆さんだったら、どちらの方が目を引きますか?

私は断然右のほうです。
右と左、何がちがうのかなぁ?
と考えると色の鮮やかさが全然ちがう
右のほうが色が鮮やかなんです!!


下の画像、逆光で見づらいけど私が綺麗だな
と思った景色です。
これも鮮やかな色が入っている。



今まで学んできた理論の中に答えを見つける

彩度のコントラストを入れることは
重要です。

彩度とは?
彩度とは色の鮮やかさの度合いです。

原色が一番彩度が高く
混じりけのない色に白を混ぜれば
混ぜるほど彩度が低くなり
黒を混ぜれば混ぜるほど、
彩度が低くなります。


この2つの写真は 右が彩度が高く
左が彩度が低い ってことです。

秋はくすみカラーは素敵だけど
くすみカラーは入れすぎに注意
ってことですね!!



見つけた答えをアレンジ、または花束で再現する


再確認した答えは
くすみカラーに彩度が高めの色を組み合わせる

ってこと

くすみカラーの入れすぎは注意ってことです。


そしてもう一つ
明暗コントラストも押さえたい所

くすみカラーは暗い色なので
くすみカラーを入れる場合は
明るい色を組み合わせても
原色を組み合わせるのと
同じ効果が得られる。



くすみカラーと組み合わせるものは
彩度の高い原色だけではない。

例えば彩度は低いけれど
白は一番明るい色。

くすみカラーと白の組み合わせも
ありなのではないか?
と仮説を立てて、作った花束はこれ



私は自然観察を通して
こんな風に
理論の裏付けを取ったりしてます。
そして仮説を立てて、その仮説が正しいのかを
アレンジや花束に落とし込んで
実験します。

この実験を繰り返すことにより
アレンジ、花束をきれいに作れた時にやったこと
きれいに出来なかった時にやったことを
記録に残します。

記録を見ると綺麗にできた時にやったことは
共通点があり、
綺麗に出来なかった時にやったことにも
共通点があることに気が付きます、
それを全て分解して言語化していきます。

私はこれをレッスンでは教えてますが
この手順を繰り返すと、
みな誰でも上達できます。


是非参考にしてくださいね!!