• 世界が一流と認めるドイツの黄金ルールを学ぶ90日間ヨーロピアンフラワーデザインプロ養成講座メール版

花農家さんの苦労をふと考えて

こんにちは

花匠美の堀江です。

今日、長野から戻ってくると 

息子さんが外国人の彼女をつれていらっしゃるので、そのウェルカムフラワーに、と送った届け先のお客様より

こんなメールを頂いておりました

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昨日は、午前中にお花が届きました。

バラとひまわりの花が美しく、二人ともとても喜んでおりました。

ありがとうございました。

ひまわりも花弁の多い珍しい品種ですね。

また、バラは彼女の国のブルガリアの花なのでとても喜んでおりました。

ところで7月に南三陸にボランティアに行ったのですが、

振り分けられた仕事は聞く農家のお手伝いで、

これからお盆やお彼岸に出荷する菊の栽培のお手伝いでした。

こんな風に菊が作られるのかと初めて知りましたし、一本一本丁寧に育て上げられていることに感動しました。

ちなみに私のしたことは、菊の根元を風通しを良くするための「下っ葉かき」という作業で、

地表から15センチほどの葉を書き取ることでした。

手作業なので、対して進みませんでしたが、したところとそうでないところは大違いでした。

こうして丁寧に作られた花が生産者からお花屋さんに届けられ、

花匠美さんのように美しく生かしていただいているんだと思うと感慨深いものがありました。

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というメールでした。

私は毎日花を売っていて、市場で雪でどこどこの農家のビニールハウスが全滅したとか

台風でどこどこの農家のバラが全滅して損害が一農家 2000万円くらいになるとか

いろいろ聞いて、農家さんの苦労はきっと大きいものなのだろう

そういう農家さんの苦労があって、私たち花屋は成り立っているのだ

と思ってはいるけれど、では実際にどうやって農家さんたちがお花を育てているのか とかは正直あまり知らずにいます。

今回、お客様のメールにある 「菊の根元を風通しを良くするための「下っ葉かき」という作業」 も恥ずかしながら知らずにおりました。

本当はそういう事も知ったうえでお花を売らないといけないのでしょう。

昨日、長野の佐久市でお会いした方が、中小企業の支援のお仕事をしている方で 農家さんたちの苦労をよくご存知な方。

佐久市は菊やアルストロメリアを多く栽培しているようなのですが、菊は暖房費等燃料がとても多くかかって大変なお花

とおっしゃっておりました。

今回は時間がなく、農家さんの訪問が出来ませんでしたが、次回佐久に行くときは是非見学したいと思いました。

今回のお盆で菊がない!なんで菊がこんなにないんだ!!

って騒いでいた自分が恥ずかくなりました。

さて、今回 冒頭に出ていた お客様から頂いたメールのあれんじはこちら

20140816杉本さま

ひまわりとばらがたくさん入った豪華なアレンジです