お正月の松 何を使えばいいの?
こんにちは。
ドイツトップフローリストの堀江です。
クリスマスもそろそろ終わり
本格的に年末が近づいてきました。
ここからは一気にお正月へ向けて走り出します。
さて、今日はお正月の松のお話を
したいと思います。
お正月に飾る松
どんな意味があるのかご存じですか?
松は常緑樹で葉がいちないことから
生命のシンボル
と言われ縁起のいいものと思われています。
また、新年に歳神様を迎える際には
神が宿る依り代(よりしろ)でもあります。
松の語源は
神を待つ、神を祀(まつ)るの
「マツ」だとも言われているくらい、
神聖で縁起の良い植物だと
考えられていたんですね。
ではこの縁起のいい松で
お正月アレンジを飾る際
松であれば、何でも同じ
なんて思ってませんよね。
今日は最もポピュラーな松をご紹介したいと
思います。
お正月に良く使う松の種類
若松
———————————–
若松は一番手に入りやすく
価格的にも一番優しい松です。
発芽してまもない比較的若い松を
一般的に若松といいます。
どこのお花屋さんにも
ホームセンターにも置いてある
価格的に一番手頃の松です
このように真っすぐ上に伸びている
姿が特徴で、凛としたアレンジに
仕上げることが出来ます。
根引き松
———————————–
根引き松は根っこのついている松です。
アレンジに使用する際は根の部分は切り落としてしまい
ますが、門松等に使う際は、根っこはつけたまま
使用するのが一般的です。
根引き松は
「地に足がついた生活を送れる」
「成長し続ける」
という意味のある 縁起物です。
この根引き松は若松に比べ
お値段が随分と高いですが
趣のあるアレンジに仕上げることが出来ます。
若松のように 真っすぐではないので
動きが出たり 優雅に見えたり
面白味があるように見えるので
私は比較的好きな松です。
蛇の目松
———————————–
グリーンの部分に黄色の部分が
混じり合った華やかな松です。
私はこの松は 洋花との相性が
とてもいいと思いますし
華やかなので洋風なイメージでも仕上がります。
こちらの下の画像は私のものではなく
インターネットで見つけたものです。
上の画像、中央のアレンジが
蛇の目松とダリアのアレンジ。
左のアレンジが 根引き松とラナンキュラス等の
アレンジです。
蛇の目松のアレンジの方が
華やかで洋風なイメージではないですか?
こちら蛇の目松とダリアの組み合わせ
洋風なイメージで華やかです。
では根引き松は?
根引き松は 蛇の目松のような
華やかさはないですよね!!
ただ蛇の目松は華やかなのですが
うるさくなりがちになります。
葉を生やし放題にするとうるさくなりすぎて
ラインも綺麗に出ず野暮ったい印象に。
この松は葉を整理してカットしてあげることを
お勧めします。
カットの仕方としては
先端だけを残し
葉を全て取ってしまいます
赤い矢印の部分の葉は全て取り
黒い矢印の部分を残すイメージです。
そうすることにより
洗練されたアレンジに仕上がります。
どの松を使用するかで
アレンジの雰囲気が随分と変わります。
松の魅力を十分に引き出すようなアレンジ
是非作ってくださいね!!
★★★★★★★★★★★★★★★★
新春セミナー
もうそろそろお席が満席の為
締め切らせて頂きます。
お興味のあるかたは
こちら
https://hanatakumi.net/dtda-a
お早めにお申込みください。