• 世界が一流と認めるドイツの黄金ルールを学ぶ90日間ヨーロピアンフラワーデザインプロ養成講座メール版

コントラストの大きな色をうまくなじませる方法

こんにちは。

今日はある美術専門学校へ卒業式の
演台花をお届けいたしました。

 20160324p茶の水美術専門学校

とてもデザインにこだわりのある学校です。

父兄の方々も出席する卒業式、入学式に
センスの悪い花を置くわけにはいかない

という事だそうです。

学校側の希望は

「ピンクと黄色でデザイン性を出してほしい」

ピンク系でまとめる
とか黄色、オレンジ系でまとめる
同系色でまとめると
それはそれで統一感のある
素敵なアレンジになると思います。

でも、はっとするような
斬新な色の組み合わせにはなりません。

いつも冒険のない同系色の色の
組み合わせばかりするのではなく
斬新な色の組み合わせにチャレンジして
もらいたいです。

ピンクと黄色のようにコントラストの大きな色を
組み合わせる場合、

うまく色同士をなじませる方法が
いくつかあるのですが、
もっとも簡単な方法を今日は
説明したいと思います。

このアレンジは、
黄色とピンクの花で作られたものですが

一つの花の中に
ピンクと黄色がある

そのような花を使用すれば
ピンクと黄色の色の橋渡しに
なります。

今回のアレンジは
その橋渡しの花として

ムーンワルツというダリアを使用しました。

1-4-2009[1].10.11%20009[1]

このムーンワルツは
外側がピンク、内側が黄色の
美しい花です。

このような複色の花を入れると
コントラストの大きな色を
自然になじませることが出来ます。

ピンクと黄色を持つ花に
薔薇のゴットファーザーという花も
あります。

ごっとファーザー

最近は一言でピンク
とか
黄色

と言えないような複色のお花が
多くあります。

そのようなお花を上手に組み入れながら
新しい色の調和にチャレンジしてみてほしい

と思います。