• 世界が一流と認めるドイツの黄金ルールを学ぶ90日間ヨーロピアンフラワーデザインプロ養成講座メール版

開店祝いにお花を贈るのは迷惑?

こんにちは
花匠美の堀江です。

今日は暑い一日でした。

日中はあまりの暑さにぼーっとしてました。

さて、今日は開店祝いのお花について書きたいと思います。

開店祝いのお花っていろいろな意味があります。

●店主に御祝いの意味で贈る

●お店で働く人たちにエールを送るつもりで贈る

●店先にお花がたくさん置いてあると華やかに目立つので、道行く人たちにアピールすることが出来る

等 他にもいろいろあると思います。

お花を贈ればきっと喜ばれるはず!!

って普通は考えるのだけれど、残念ながらそうとは言えない場合もあります。

私も以前は、開店祝いのお花を貰って喜ばない人がいるわけない

って思ってました。

でも何年も花屋をやっていると、誰もが嬉しいと思っているわけじゃない

って思う事が年に何回かあります。

とてもこだわりのあるオーナーさん

内装からお店に置く什器や家具にこだわりを持ち、その空間をトータルで

デザインされているオーナーさんにとって、訳のわからないセンスの

悪いお花を置くという事は、せっかく創り上げた洗練された空間を

ぶち壊す事にほかなりません。

時々「お花は辞退します」と言われるのは、置く場所がない等の

理由の場合もありますが私はほとんどが上記の理由と思います。

でも、本当にお花が迷惑なのではなく、訳のわからないセンスの悪い

お花を置きたくないという事なのです。

以前にお客様にサロンオープンの御祝いのお花のご注文を戴きました。

ところがお届けする当日にお客様から、こう言われました。

「お花は辞退します と言われたのだけれど、もう注文してしまったし、

今さらお花はキャンセルする事は出来ない事を話したら、

申し訳ないけど、サロンの中に置く事は出来ないので外に置かせてもらいます。

と言われました。だから外か目立たないところに置いてください。」と。

当日、お花を配達して、サロンの外に置いて帰ろうとしたところ、

「お花を中に運んでください」と言われました。

その後お客様から頂いたメールがこちらです。

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>堀江さま
>
> おはようございます。
>この度は、準備からお届けまで、お心を尽くしてくださり、
>本当にありがとうございました。
>
> 創始者の先生もサロンの先生方もスタッフの方々も、
>皆さん、とても喜んでくださいました。
>
> 受付の素敵な場所に飾っていただき、お客様も「かわいいね~!」
>と仰っているのを耳にしました。
>
> 私もあらためてサロンで拝見し、
>あの金額でここまでしていただくなんて、考えられないこと、
>有難く思いました。
>
> 贈らせていただけて、本当に幸せに思います。
>
> ありがとうございました。

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サロンの方々にとても喜んでいただけたそうでした。

その後もその時々でお客様が集まる空間に移動されていらっしゃったと伺いました。

今回、気に入って頂けたのはサロンに合うお花をお届け出来たからと思います。

ご注文主のお客様と、サロンのコンセプトや内装、掛けられている絵の事

たくさんの情報を共有させて頂きました。

その結果、気に入って頂けるお花をお届け出来たのと思っています。

’’何だか難しそう’’と思われるかもしれません。

でも難しい事なんてあまりなく、要するにお花が素敵だったらそれでいいのです。

そのためにきちんとした技術を持っているお花屋さんを探すこと。

そして、どんな雰囲気のお店か解ればそれで十分です。

例えば、和食レストラン、イタリアン、ヒーリングサロン等

それだけでお花の雰囲気の方向性は見えてきます。

お花は何だって贈れば喜ばれる

そう思う事が時にして新店舗をオープンさせる側にとって迷惑になることもあります。

あなたはどのようなお花を贈りますか?