センスは才能だと思っていませんか?
こんにちは。
ドイツトップフローリストの堀江です。
本日はセンスにつてお話をしようと思います。
みなさんは ご自分にセンスがあると思いますか?
それともセンスがないと思いますか?
そしてセンスは才能だと思っていませんか?
または限られたアーティストにだけ
与えられた特別なもの
なんて思ってませんか?
「私はセンスがないからアレンジが
うまくいかない…..」
とあなたが思っていたら ご安心を!!
センスは生まれ持った才能でもなく
自然に身に付くものでもなく
言葉の通り
磨くもの
なのです。
センスを磨く
日常会話にも出てきますよね。
ではどのようにセンスを
磨けばいいのか
書いてみたいと思います。
センスを磨くために必要なもの
知識
センスを磨きたいのであれば
知識
を付けることが重要です。
センスは知識から始まるのです。
皆さんの中で本気で知識を付けたいと
思うのであれば こちらの本を
お勧めしたいです。
そうは言っても忙しいひとも多いでしょうし、
私がちゃちゃっと短時間で
お伝えしたいと思います。
普通を知る
「斬新なアウトプットをするには、
いまだかつて誰も考えなかった
とんでもないことを、
センスをもってひらめかなければ
いけない」と思いつめてしまう人もいます。
(中略)
しかし、センスがいい商品をつくるには、
「普通」という感覚がことのほか大切です。
それどころか普通こそ、
「センスのいい/悪い」
を測ることができる唯一の道具なのです。
(本文から)
普通を知っているから
これは素晴らしいアレンジと解るし
普通を知っているから
これはイマイチなアレンジだと
判断できるってことですね。
知識を蓄え「あっ」というより
「へー」と思わせる
僕は、手始めに、
「誰でも見たことのあるもの」
という知識を蓄えることが大切だと
思っています。
世の中に、
「誰も見たことのない、あっと驚く企画」
というのは実はゴロゴロころがっています。
しかし、「あっと驚く企画」には二種類あります。
世の中で一番少ないのは、
「誰も見たことのない、あっと驚くヒット企画」。
(中略)
そして一番多いのは、
「あっと驚く売れない企画」。
(本文から)
よく斬新なものを作ろうとしすぎて
誰からも受け入れられない作品になったりします。
普通から大きくかけ離れすぎると
世間からは
狂っている
と思われがちです。
普通とちょっと違う
くらいが丁度いいのです!!
狂っていると思われても
死後に認められる ってケースは多いですが
花の場合は他の芸術家の作品と
違って残らないし
生きているうちに認められたいですよね。
だから普通のものにほんの少し
エッセンスを加えればいいのです。
例えば料理の世界なら
普通の餃子を知っているから
ちょっと変わったオリジナルの餃子
を作ることが出来ます。
チーズ餃子
トマトとバジルのイタリアン餃子とか・・・・
普通の餃子を知らない人には作れません。
みんなが「へぇー」と思うものは、
ある程度知っているものの延長線上
にありながら、画期的に異なっているもの。
「ありそうでなかったもの」です。
(本文より)
イノベーションは、
ゼロベースで何かをつくることではありません。
『アイデアの接着剤』(朝日新聞出版)
でも書きましたが、
「1から2をつくる」
「AにBを掛け合わせてCにするそういった
意味合いの言葉だと思います。(中略)
Aを知悉していれば、
Aダッシュを生み出すことが可能です。
Aに対する知識とBに対する知識が、
「思いがけないこの二つを掛け合わせたら
どうなるだろう」と いう発想を引き出し、
Cを創造します。
意外な掛け合わせを生むには、
より多くのD、E、F……
という知識を蓄えていくことも大切です。(中略)
「あっ!」より「へぇー」にヒットは潜んでいる。
僕はそう感じるのです。
掛け合わせと言えば
パラレル × 植生的
パラレル × グラフィッシュ
パラレル × 装飾的
パラレル × シンメトリー
パラレル × アシンメトリー
このように組み合わせることも可能です。
「王道」をおさえ、「流行」を知り、
共通ルールを考える
「王道のもの」とは、製品によっては、
「定番のもの」「一番いいとされているもの」
「ロングセラーになっているもの」
と言い換えることができるかもしれません。
王道を知り さまざまなデザインに触れることが
センスを磨くことに繋がります。
本物を知る
一般的に「一流」と呼ばれるものに
日ごろから触れるようにする
これ本当に大切なことです。
例えば一流のシェフになりたいのに
食べるものがマクドナルトとか
吉野家の牛丼ばかり食べて
トップクラスのお料理を
知らなければ
一流のシェフにはなれないですよね。
一流のシェフになりたければ、
トップクラスの料理人の
作った料理をたくさん食べて
舌を磨いていかなければいけません。
本当に美味しいものを知らない人が
美味しいお料理を作ることは
出来ないでしょう。
フローリストもそれと同じです。
日ごろから素晴らしいアレンジ
綺麗なアレンジに触れ合い
センスのいい作品を常に
見続けていると
それだけでセンスが磨かれます。
私は、今までいくつもの
花屋さんで働いてきましたが
「いつかこんなデザインを
創れるようになりたいなぁ」
って思えるようなアレンジを
提供する花屋でしか
働かないようにしてました。
自分の師匠を見つける
自分が目指すものを学べる師を作り
教えを乞うのがその道への上達への
近道です。
私は 花屋で働くのであれば
この人みたいなアレンジを作れるように
なりたい。
近くにいて、いつも見ていれば
近づけるかもしれない。
そんなことを考えていました。
ドイツに数あるマイスター学校で
グリューンベルグを選んだのも
アスマン先生から学びたかったから
でもこれも本物と常に触れ合える
ってことにもなりますよね
常に新しい視点で考える
常に新し視点で物事を考えることは
大切な事です。
物事を新しい視点で考えることで
創造性が生まれます。
他にもいろいろセンスの磨き方
あると思います。
今現在 センスがないと感じていても大丈夫!!
センスは磨く努力をする人に
身に付くものです。
全ての人に努力次第でチャンスはありますよ~