• 世界が一流と認めるドイツの黄金ルールを学ぶ90日間ヨーロピアンフラワーデザインプロ養成講座メール版

★動き3-直線的に上に伸びる動き

本日は
動きの中で「直線的に上に伸びる」
を学んでいきましょう。

直線的に上に伸びる動き

 

 

直線的に上に伸びる動きとは?

 

「直線的に上に伸びる動き」の
お花はどんな花なのでしょうか?

 

上に伸び、先端が細く尖って終わるものです。

例えばグラジオラス
ガマ、ルピナスなど

下の画像のようなお花が
このグループに入ります。

この グループのお花は
花の上に広い空間が必要です。

 

 

花の上に広い空間が必要

 

 

この動きのグループに入る
デルフィニウム

デルフィニウム

 

この花で アレンジメントを作る際には
デルフィニウムの上に広い空間を取るようにします。

 

デルフィニウムのアレンジ

 

この上のアレンジのように
デルフィニウムの上には何も花材を置かずに
空間を取るようにしましょう。

デルフィニウムの上にガーベラやバラなど
他の花を配置して、空間を狭めないようにしょましょう。

 

 

トリトマを見てみましょう

トリトマ

上の画像のトリトマを知らない方も
いらっしゃるかもしれません。

この花も直線的に上に伸びる動きです。

トリトマを使用したアレンジです

 

植生的交差デザイン

 

上の画像の通りトリトマの上には
他の花を何も配置せず、広い空きの空間を
取りましょう。

では次はリアトリスです

 

 

リアトリスの上にも広い空間が必要です。

交差アレンジ

 

上のアレンジは交差のデザインですが

垂直に上に伸びるように刺しても
上のように斜めにさしても
直線的に上に伸びる動きの花材の上には広い
空間を取ることが必要です。

 

 

直線的に上に伸びる動きに
合うデザインは?

 

 

直線的に上に伸びる動きの
花材は、コンパクトなラウンドアレンジや
ラウンドブーケにはふさわしくありません。

長さのあるアレンジや
長さのある花束の中で
一番長く、一番上に配置できるように
使うようにしましょう。

 

 

直線的に上に伸びる
グループ同士の花は
上に配置できる

 

 

直線的に上に伸びる動きの上には
何も置かず、広い空間を取らなければ
ならないと学びましたね。

しかし、一つだけ例外があります。

直線的に上に伸びる動きのお花の
上に、同じグループに属するお花を
置くことができます。

上のアレンジには直線的に上に伸びる動きの
グラジオラスよりも上の位置に
ニューサイランが入っております。

直線的に上に伸びる動きの上に
空間を置かないといけない理由は

グラジオラスの上に他の花を置くと
その花がグラジオラスの上に伸びる
動きをせき止めてしまい
グラジオラスが窮屈に見えてしまうからです。

ニューサイランなど、
ともに上に伸びる動きの花材の組み合わせは
動きをせき止めることがないので
この2つの組み合わせは可能です。

この花材を作成する際は上に空間を取ることを
忘れないようにしましょう!!