• 世界が一流と認めるドイツの黄金ルールを学ぶ90日間ヨーロピアンフラワーデザインプロ養成講座メール版

お花の仕事に就きたい人へ 自分の好き嫌いは重要か?

こんにちは。
ドイツトップフローリストの
堀江です。

お盆休み中、
皆さまは如何お過ごしでしょうか?

 

私はこの連休は、レッスンやお盆の花だし等
バタバタと働いております。

さて、本日は多肉植物のフェイクの
紹介をしたいと思います。

最近 いわゆる「造花」
というものに人気が集まっているようです。

理由は 管理のしやすさと
長く楽しめること

花屋としては
やはり花は生花でしょう!!
と強く思うのです。

正直私は、プリザーブドや
アーティフィシャル等の
生きていないお花に興味ゼロです。

邪道だと思ってます。

 

でも世の中のニーズは
残念ながら花屋の思惑とは
別の所にあったりします。

お花を習っている人
これからお花の仕事をしたいと
思っている人の中に
自分の好みを強く出し過ぎる人がいます。

お花の組み合わせを考える時
考えていることは

「自分がその花が好きか嫌いか」

その花がコンセプトに合っていても
私が個人的にその花が嫌い
だから、使いたくない。

その花がコンセプトに合わなくても
どうしても、何があっても使いたい。
私が個人的にその花が好きだから。

合う合わないは二の次で
どうしてもその花を使いたいのです。

これでは仕事にするのも
上達するのも難しいです。

私は 造花は大嫌いです。
でも、造花の方がいいと思えば
迷いなく造花を受け入れます。

先日ある企業さまより
ご相談を受けました。

ミーティングルームに
何か植物の装飾が欲しい と。

会社なので、植物の管理面からも
環境はあまりよくないし
段々弱ってくる植物を置き続けるのも
抵抗がある。

いろいろお話しを聞くにあたって
本物ではなく、偽物の植物の方が
この企業には合うのではないか
と思い提案しました。

最近は造花も質が上がって
一見本物か偽物か
区別がつかないものもあります。

その中でも、最も本物に近く見えるのが
多肉植物だと個人的に思います。

今回の提案は多肉植物を使った
アレンジです。

しかも造花。

場所的な問題もあり
壁に飾れるようなタイプでのご希望です。

場所はこちら

ワークショップ会場扉

この扉の横に、何か設置を。

 

そして設置後

IMG_2782 (3)

最初は額を買ってきて、額の中に多肉植物を入れたものを
考えていたのですが
ご予算があまりなく、市販の額が買えないので

100円ショップで板を買ってきました。

KIMG8579

扉が落ち着いた木目の美しい
ダークブランなので、
この白木では浮いてしまいます。

木目が綺麗に残るペンキを買って
塗りました。

KIMG8578

この板にドリルで穴をあけ
多肉をワイヤーでしっかり固定。

少ない予算の中、どうにか完成。

企業の担当者様や、スタッフの皆さんも
お世話をしなくてよく
素敵に仕上がった と喜んでもらえました。

IMG_2783

自分の好みは仕事をする上で
捨てなければならない時もあります。

自分のこだわりを簡単に捨てられる

これは時と場合によっては
とても重要なことだと思います。

自分の好き嫌いに
縛り付けられてしまって
なかなか抜けられない人。

もう一度何が大切なのか
考えて見ましょう!!