心の目で花を見る
こんにちは
花匠美の堀江です。
おととい、日本フラワーデザイン専門学校の授業を終え、校長の池田先生とお話しして 「心の目」の話が出ました。
アレンジを作るのに、目で見て作るのと、目というレンズを通してそれを心で感じて作るのでは、やはり出来栄えが違います。
心を揺さぶる作品は、心がないと作れないという事です。
でも 人間は忙しくなってくると いろいろなものを見ても 心まで届かなくなってします。
心のこもったものが何でも素晴らしいのだけれど、時間がないと、心まで到着させる余裕がなくなって、心で見る事を忘れてしまうのです。
お客様のオーダーを頂いて、忙しいと、そのオーダーの内容をじっくり考える時間が取れなくなって、
お客様の言葉からお客様の心を読み取る事が出来なかったりします。
お客様はいちいち言葉にはしないから、気持ちは心で読みとるしか方法がないのに。
人生にはいろいろな気づきがあって、その時その時、必要な事、足りないものを補うきっかけみたいなものが
あちこちに転がっていたりします。
それも、忙しいと気づかず素通りしてしまったりする。
「花を心の目で見ていける」
はっとしました。
ちょっと忘れていた部分も・・・・
技術でどうにでも綺麗にまとめる事が出来るのだけど、
初心にかえって、一つ一つ心をこめて丁寧に作成せねば と思いました。
さて、本日お届けの2つのアレンジです
こちらはお悔みのお花
小ぶりなシンビジウムと優しいピンクのトルコキキョウが可愛らしく可憐なアレンジです
そしてヒマワリを使ったお誕生日プレゼントのお花です