3000円の挑戦
この前お花屋さんで働いているレッスン生と話していたら、彼はこう言ってました。
「3,000円のものが一番難しい。5,000円の商品はそこそこ花を入れられるから、
花の豪華さもあって何とか綺麗に出来るけれど、3,000円は花の分量も多くないし、綺麗に作れない」
確かにそうかもしれない。少ない花で綺麗に作成するのは腕がいる。
私の感覚では「3000円だろう?素敵になんて出来なくたっていいんだよ。
素敵なのが欲しければ、もっと金を出せ」
っていう花屋さんの方が多いと思う。
3000円でもお客さんは相手に喜んでもらいたくてお金を出す。
そして花屋側も例えそれが3000円だとしても、3000円でどこまで素敵につくれるのか
試行錯誤しながら作る方が断然楽しい。
そしてそうすることによってレベルアップするし、
その小さな3000円の世界で、小さな発見や感動や気づきがある。
3,000円の挑戦。
他の花屋さんからは「馬鹿か?」と言われそうだけれど、日常の何でもない仕事も
意識の違いで楽しくなるものである。