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★主張形態5-わずかな主張のお花の取扱説明書

大きな主張のお花
中程度の主張のお花と
学んでまいりました。

本日は最後の主張
わずかな主張のお花の取り扱い方を学びましょう。

 

わずかな主張のお花取扱説明書

 

 

わずかな主張のお花とは?

 

わずかな主張のお花は
小花といわれるお花です。

 

例えば
カスミソウ

カスミソウ

 

デルフィニウム

デルフィニウム

ワックスフラワー

ワックスフラワー

オンシジウム

 

など 小花全般がこのグループに入ります。

 

このわずかな主張のお花の使い方を学んでいきましょう。

 

わずかな主張のお花の使い方

 

わずかな主張のお花は

少量では花の良さを表現することが
できません。

例えば

カスミソウ1輪を飾る。

どう思いますか?

 

飾る意味がないですよね。

大きな主張のお花は1輪でも
存在感を発揮できました。

中程度の主張のお花も
1輪でもきれいに飾ることができます。

わずかな主張のお花だけ
たくさんの数があって初めて
その花の個性の良さを発揮できるのです。

 

特に注意していただきたいのは
カスミソウです。

カスミソウは使い方を間違えると
あか抜けないアレンジになってしまいます。

 

カスミソウ、
使い方でこんなに印象が違う

下の画像のように
アレンジを作成する際に
お花とお花の間に
中途半場に入れる方が多いですが
これをやってしまうと
昭和っぽいあか抜けないアレンジに
なってしまいます。


モダンなアレンジを作成したければ
カスミソウは特にこのように
使わないでもらいたいと思います。

カスミソウを散らすのが
絶対ダメとは言いません。

レトロな感じで仕上げたい

など理由があればいいのですが、
モダンに仕上げたければ、
中途半端な量をアレンジの全体的に
散らすことはやめましょう

ではモダンなアレンジにするための
カスミソウの使い方です。

カスミソウだけにする

 

カスミソウだけのアレンジって
見たことありますか?

ちょっと前に流行った

カスミソウだけのブライダルブーケ

カスミソウブーケ

このようにカスミソウだけで作成するほうが
モダンに見えます。

こちらの画像はインスタで見つけたものですが
たしか海外のアーティストのものだったような・・・

 

カスミソウ装花

カスミソウはこのように
単独大量の量で使用する方法が
モダンに仕上げる一つの選択肢です。

 

量を多くしてグルーピングする

 

カスミソウは中途半端な量を
散らすと昭和っぽいアレンジになります。

ですから

たくさんの量をグルーピングして使いましょう

たとえばこちら

こちらのアレンジは

カスミソウとモカラの組み合わせです。

たくさんのカスミソウをグルーピングして
使っています。

もう一つのアレンジを見てみましょう

こちらのアレンジはクラシカルな形ですが
カスミソウをバラの間に散らすよりも
モダンに見えますよね。

カスミソウは入れるだけで
田舎っぽくなってしまう

と苦手に思っていた人

ぜひこの2つの方法で試してみてくださいね。

他のわずかの主張のお花も
大量に使用しグルーピングしてみよう

他のわずかな主張のお花も

〇大量
〇グルーピング

でモダンに仕上がります。

 

例えばオンシジウム

オンシジウムとバラのアレンジ

わずかな主張のお花を大量に使用し
グルーピングすることで
今風な個性的なアレンジに仕上がります。

 

なぜわずかな主張のお花を
大量にグルーピングすると
お花が映えるのか?

 

わずかな主張のお花は
自然界で植物が育つ際に
たくさんのお花とともに
成長します。

カスミソウも オンシジウムも
デルフィニウムも一つの枝に
無数のお花が咲いています。

デザインを考える際に
自然の姿をアレンジの中で
再現してあげることも
選択肢の一つです。

 

 

 

オンシジウムはわずかな主張のお花で
一つの株にたくさんの花をさかせています。

オンシジウム
多くの花がそうだと思うのですが
自然で見せる花の姿が一番きれいに見える
姿なのでしょう。

ですからわずかな主張のお花は
たくさんの量でグルーピングして
使用する

本来の自然の姿をアレンジの中で
再現してあげる

こんな作成方法も
多くの選択肢の中の一つ

と考えていただけたらな

と思います。